活動の背景

世田谷区内でも高齢や身体や知的等の障がいのために、一人では外出が困難な方々(移動困難者)が急速に増えています。この方々が自由に外出し自立した生活を送るための外出支援環境の整備充実が急務になっています。厚生労働省の生活支援総合事業の中にも外出支援が位置づけられていますが、現状では、この外出支援サービスの担い手の不足が大きな問題であり、加えて介護福祉の関係者でも移動困難者のニーズの理解不足があったり、利用者ニーズと担い手とのマッチングが不十分な状況があります。これらのことから、増え続ける移動困難者の自立生活のためのくらしの足を確保する公共サービスの基盤を地域全体で創っていくことが重要になります。

活動の目的

世田谷区内のくらしの足を確保するための課題や解決策を見出すことができる人材を発掘し、グループ化(おでかけサポーターズ)を進めます。その中で、具体的なおでかけニーズにどのように対応するかを、多くの関係者を巻き込んで、おでかけが困難な方々の問題を理解し、それぞれができることを見つけながら、問題に対応するための行政や住民や団体間のネットワークを構築していきます。

活動内容

◆本活動は、せたがや移動ケアの事務所を連絡先、事務局として実施しています。

◆具体的に以下のような活動を進めています。

 

①一人では外出が困難な方々(移動困難者)の外出支援に協力してくれる人たちの募集と組織化

(おでかけサポーターズの定期的な例会開催)特に定年退職後のシニア世代を核とした地域貢献の場を創る。

②おでかけに困っている人たちの理解と状況把握(勉強会の開催や、活動のPR)

③おでかけに関する支援者の育成、支援リーダの育成(運転者講習会や、ガイドヘルプ講習等)

④おでかけイベントの企画実施(お花見や、日帰りツアーの企画と実践)

⑤おでかけに関する生活支援組織・団体とのネットワーク作り

(あんしんすこやかセンターや、まちづくりセンター、ボランティアセンター、に持ち込まれる外出支援ニーズの対応、等)

⑥別途計画するお出かけに困難を抱えるサービス利用者の実態調査活動の支援協力